漫才「ポッキーゲーム」
「どうも、○○です、お願いします」
「ご通行中の皆様は、ポッキーゲームをご存知でしょうか」
「え、皆さん行きかってました?ご着席ください、すいませんね」
「ご通行中の方を代表して、あなた(相方を指す)はご存知ですか?」
「え、私も行きかってました!?すいません、じっとします…
ポッキーゲームですか、知っていますがやったことはないです」
「なるほど、でしたら私が究極のポッキーゲームを教えてあげましょう」
「究極のポッキーゲーム?何が違うんでしょうか」
「まず、駄菓子屋を見つけてください」
「ああ、買うところから拘ると。でも今の時代駄菓子屋は少ないですよ」
「駄菓子屋は駄菓子屋でも、しわくちゃのおばちゃんが居る駄菓子屋です」
「ならたくさんあるねぇ!駄菓子屋は少ないけど、しわくちゃおばちゃんの駄菓子屋は数多ですよ、そういうことでお願いしますね」
「そして、そのしわくちゃおばちゃんを、口説きます」
「ええ!?」
「『私でアンチエイジング、しませんか』」
「どんな口説き文句だ」
「『…あいよ』」
「あいよ!?成功しちゃった!!尻軽しわくちゃおばちゃんだ!」
「そしたら、事前にファミマで買ったポッキーを取り出します」
「駄菓子屋で買わんのかい!!おばちゃんの唇が目的なんか!!駄菓子屋に金落とせよ!!」
「ポッキーは横に咥えます」
「横!?横でやったらちょっとほろ甘いシンプルキッスでは!?」
「いや、咥えた一方の端をおばちゃんに咥えてもらいます」
「何がしたいんだ!お前の横に、横顔のしわくちゃ…常人では理解できん!」
「で、しわくちゃおばちゃんの駄菓子屋には、必ず短パン小僧が来店します」
「こればかりはその通りなんだ!皆さんそういうことで堪忍ください!」
「…『おい少年』」
「少年逃げろ!!この駄菓子屋は、風営法の外にある!!」
「『よくきた少年』」
「”いかのおすし”わい!?防犯教育受けてないんか少年!!」
「『少年よ、大人の階段の踊り場って、狭そうだろ?』」
「知らん知らん!おばちゃんの時といい、誘い文句がいちいち婉曲なのどうにかしろ!!」
「『…あいよ』(少年っぽく)」
「あいよ!?少年!!その大人の階段は、螺旋階段だぞ!!…なんそれ!?」
「そして、少年に余ったもう一方を咥えてもらう。すると、少年・私・おばちゃんの顔が集合するなぁ」
「するなぁじゃないんだよ!!究極のポッキーゲームの話だろ!?」
「そうですよ?で、顔が集まることで、…レアコイルに、なります」
「……(困惑)」
「レアコイル 磁石ポケモン そばにいると強い耳鳴りに襲われる
スイ~(横にスライド)」
「ああ…!」
「スイ~(もとの位置に戻る)」
「ああ…!!」
「…」
「みんな、逃げろーーー!!!ありがとうございました!!」