いやそれ歯周ポケットのキャパだな

私の趣味をつらつらとまとめる用です。

漫才「コンビニ」※敢えてベタなコント漫才

「今のコンビニって大変ですよね」

「確かに、レジだけじゃなくて、品出しやホットスナックの調理など、色んなことしなきゃいけないですから、店員さん大変ですね」

「いや、店員さんじゃなくて、お客さん」

「お客さんが大変?お客さんなんて楽なもんじゃないですか」

「いやいや、大変ですからここで実践して確かめましょう」

「ああ、いいですよ」

「ウイン」

「いらっしゃいませこんにちは」

「…」(ツッコミの正面に向かって立つ)

「お客様、どうかされましたか」

「あんぱん10個」

「あんぱんはあちらにございますので」

「あんぱん10個」

「ですからあちらにございますので、お持ちいただいて…」

「あんぱん10個」

「あのうちフレンドリーショップじゃないので!!」

「違うの?」

ポケモンに出てくるフレンドリーショップみたいに店員に話しかけて買う業態じゃないので!」

「あんぱん10個買うと、プレミアあんぱんついてくるキャンペーンは?」

モンスターボール10個買うとプレミアボールおまけやってないから!」

「珍しい店もあったもんだ」(陳列棚を見に行く)

「あの業態どう思います、皆さん?フレンドリーショップのあっち側の棚、要らないでしょ!任天堂は何を思ってデータを無駄に使っている?」

「これお願いします」

「お会計いたします」

「あ、すいません、25番のたばこを」

「25番ですね」(マイクから少し離れる)

「よいしょっと…」(レジ台をまたぐ)

「お客様!?」

「いらっしゃいませ!!」

「お客様勝手に!!店員やらないでください!!」

「ジュ―」

「勝手にフライヤーイジるな!!あれマニュアルに則ってやってるから!」

「出来立ての、ポップコーンはいかが?」(裏声)

「やってない!うちではポップコーンやってない!!」

「出来立ての、ポップコーンはいかが?」(裏声)

「だからやってないって」

「…ハロー♪キティ♪」

「おいハローキティのポップコーンメーカーやるな!!何か聞き覚えあると思ったら!!」

「ここのハンドルをいっぱい回すと、塩気が強くなるよ」

「そんなシステムないわ!!あのハンドル、あの機械のプログラムの一切に関与してないわ!」

「えー、ただいまコラボキャンペーンで、おじゃる丸グッズプレゼントしています」

「珍しいコラボ!あんまおじゃる丸が商業展開するとこ見たことないって」

「対象商品のヨーグルトを購入していただくと、電ボが「やや!小鬼めら!!」って言ってるうちわをプレゼント!」

「…プリンを買ったら尺プレゼントであれ!作品の事知らずにコラボすなよ!」

「なお、鬼滅の刃コラボは独断と偏見で中止させていただきました!!」

「勝手にコラボ中止して勝手にコラボ始めるな!!」

「ま、どちらの作品も似たようなもんなので気にしないでください」

「どっちも鬼をやっつける作品ではあるが!!深刻度が違いすぎるだろ」

「あー、尿意と便意を、どうにかしなきゃなぁ!!」

「トイレ行きたいアピール大声でするな!!あれやっていいの小2までだぞ」

「ここがトイレかぁ」

「黙って入れや」

「あれ便器がない!?バキュームカーがいる?…直吸い!?」

「そんなわけあるか!!バキュームカーで糞尿直吸いな店ないわ!!」

「なんだこの店は!!待てよ…、水の張った風呂桶に、麻縄が1本張ってあるだと?」

「何でうちのコンビニのトイレ、昔の中国みたいな尻ふき手法採用してんだよ!!」

「なんだこの店は!!クレームいれてやる!!」

「あいつが勝手に設定しただけなのにクレーム入れられそうなんですけど!!」

「ガシャーン!ガシャーン!」

「棚の商品を落としながらこっち来てる!!やばい客だった!!」

「ガシャーン!がs…ん?あ、これ…」(何かを手に取る)

「何か気になる商品が?」

「バニラ味しか入ってないカントリーマアムだ!!」

「めちゃめちゃ嬉しいそうだなぁ!!!」

「いつもココア要らないなぁと思いながら2枚一組で食べてた苦痛から解放される!!」

「そこまで嬉しいか!?」

「店員さん!!これ、10個ください!!」

「よかったぁ、変なクレーム入れられずにすんだわ」

「え?700円以上お買い上げで、商品が当たるくじ引きしてるの?」

「勝手にキャンペーン増やさないで」

「お、ラッキー。何が当たったかな~?えっと、バニラとココアが12枚ずつ入ったカントリーマアム。クソっ!!!」

「いやいやいや。全部お前!!お前の方で当たりの調整ができただろ!!」

「いやぁ、お客さんも疲れるなぁ」

「全部お前次第だっただろ」

 

 

〇こぼれ話 この台本を書いた経緯

相方と「敢えてコンビニをテーマに台本書いてみるか」となったので書いた。

相方は、コンビニ強盗対策にケルベロス等の幻獣を飼うという内容のネタを書いてきたが、幻獣を3匹出した時点で諦めて台本に「ごめん、無理だった」と謝罪文を入れてた。そこが一番面白かった(幻獣を飼うボケは微妙だった)。