いやそれ歯周ポケットのキャパだな

私の趣味をつらつらとまとめる用です。

「惑星を食う」

どうもです。

 

探したら20本近くありました、ボツ台本。どんだけ採用されないんだよ畜生

その中でも、”発想に関しては” 自画自賛したい台本があったのでどうぞ~。

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惑星を食う

備考:漫才。ボ「」はボケ役の台詞、ツ「」はツッコミ役の台詞

 

ツ「どーも、[コンビ名]と言います、お願いします」
ボ「腹減った!」

ツ「急にどうしたんですか?」
ボ「最近食欲があふれて仕方がないんだ」

ツ「ほう」
ボ「腹いっぱい食いてぇ!」

ツ「そうですか」
ボ「だから、俺、惑星食うわ」

ツ「そうですk…ん??今なんて?」

 


ボ「だから、俺、惑星食うって」

ツ「惑星を食べる!?」
ボ「手始めに木星から」

ツ「ちょい、説明を頼みます、惑星を食べるってどういうk」
ボ「わぁ、これが木星かぁ」

ツ「説明せい!!」
ボ「あ、木星は太陽系で一番大きい惑星で、ほとんど水素とヘリウムでできていて…」ツ「木星の説明じゃなくて!」
ボ「色が、そこはかとなくカフェラテっぽい!」

ツ「そこはかとなくカフェラテ!?」
ボ「しかも・・・ふわっふわ!」

ツ「ほとんどガスだからか!?」
ボ「むしゃむしゃ」

ツ「食った・・・」
ボ「(高い声で)いやー甘味があってうまい」

ツ「声高くなった!ヘリウム食ったからだ」
ボ「お次は土星でも食おう」

ツ「土星・・・あのリングのあるやつね」
ボ「まず輪っかから食うか」

ツ「ああ!これは、まるで南部せんべいの周りのパリパリを食うがごとく!」
ボ「シャリシャリしてうめぇ!」

ツ「リングは氷や岩石の集まりだから!」
ボ「本体の方は・・・?木星と変わんねぇや」

ツ「組成がだいたい一緒だから!」
ボ「お次は金星いこうか」

ツ「金星・・・」
ボ「ちょっとホカホカする」

ツ「表面温度が460℃だから!」
ボ「どれどれ・・・うわ!舌がやける!」

ツ「硫酸の雲で覆われてるから!」
ボ「金星はダメだ。食えたもんじゃねぇ!」

ツ「何て勝手な」
ボ「次は水星だが、てめーは小さすぎる。故に食材として認めない!」

ツ「もともと食材じゃない!」
ボ「次!天王星!貴様は何故自転軸が90度傾いている!?こぼれるだろ!?」

ツ「何が!?」
ボ「次!海王星!貴様は・・・なんの目立った特徴もなくてつまらねぇ!」

ツ「ひでぇ!!」
ボ「あと、天王星海王星の二つは青いから色的に食欲わかねぇ!」

ツ「ごもっとも!」
ボ「次!火星!お前は絶対に美味しくない!」

ツ「え!?何でですか?」
ボ「名前がマーズ・・・だからな!(どや顔)」

ツ「・・・」
ボ「あれ、お客さん、英語は苦手?」

ツ「お客さんのせいじゃないから!お前のしゃれが悪いんだよ!」
ボ「くそ!木星土星以外に美味い惑星はないのか」

ツ「地球は・・・?」
ボ「地球は・・・その・・・食感がびっちゃびっちゃだし」

ツ「水の惑星だから!」
ボ「ところどころ緑カビ生えてるし」

ツ「それ陸地だから!」
ボ「あと・・・一部ガスくさい・・・」

ツ「それは・・・産業発展の弊害・・・」
ボ「こんなの最初から食えたもんじゃねよ…」

ツ「・・・食わず嫌いはダメですよ(以下神っぽくしゃべる)」
ボ「え?」

ツ「汝は惑星をたべていますが、汝も母なる地球の一部として生まれてきた民」
ボ「民…」

ツ「そう!地球を愛し、尊ぶべき尊き存在!」
ボ「は!」

ツ「さあ、地球を召すのです!」
ボ「むしゃむしゃ・・・う、う、うわぁぁぁん(号泣)!おふくろの味がする」

ツ「そう、母なる地球だから!」
(二人で「インテラパックス」という合唱曲のサビ一部を全力で歌い暗転)

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時期的には約2年半前(僕が大学1年から2年にあがる時)に書いたネタです。

当時は「惑星を食品扱いした漫才なんて見たことない!これは傑作だ!!こんどこそ俺のネタが採用されるぞ!!!」なんて思っていたのですが、オチで歌を歌わなければならない台本を相方に見せてしまったため、却下されました。あと、途中でツッコミ役が神化する(=ツッコミ不在の漫才になる)のもいただけない。

しかしながら、発想自体は結構いい気がするので、構成を練れば唯一無二のネタができそうな気がしてなりません。