漫才「気を付けてくださいね」

「今度あなたにプレゼントをしたいと思ってまして」
「え、いいんですか？こんな私に」
「お世話になっていますし、構いませんよ」
「それは嬉しい限りですな」
「あ、でも要らないものプレゼントしてもアレなんで、事前に教えておきますね」
「まあ、それが無難ですからね。何贈るつもりだったんですか？」
「第一候補が、マリモの死骸」
「あーね、もし、僕が、戦車を持ってたら、実家蹂躙してましたよ！気を付けてくださいね！」
「第二候補は、スパムメール」
「あーね、もし、僕が、ピカチュウだったら、10兆ボルト浴びせてましたよ！気を付けてくださいね！」
「第三候補が、ポルシェ」
「えっ、本気で言ってる！？買えないですよね？」
「あ、着払いなんで」
「あーね、もし、僕が、デスノートを持ってたら、その場で即爆死って書いてましたよ！気を付けてくださいね！」
「ポルシェの色、気になりますよね？」
「色以前の問題なので」
「モスグリーンですよ」
「あーね、もし、僕が、重力だったら、この辺（相方付近）だけ200倍にしてましたよ！気を付けてくださいね！」
「ちょっと黄土色みがかったモスグリーンですよ」
「重力2億倍になりましたよ！気を付けてくださいね！」
「おまけでポルシェのダッシュボードに松阪牛直乗せしてますね」
「あーね、もし、僕が、ヤクルトに入ってるシロタ株だったら、あなたが飲むときだけピロリ菌に変異してましたよ！気を付けてくださいね」
「待てよ…ポルシェ高すぎて買えね～！」
「急ですね」
「…バモスでもいいですか」
「あーね、もし、プレゼントで、バモス贈られたら…うーんっとねぇ…そのぉ…○しますよ」
「プレゼントって難しいですね」