いやそれ歯周ポケットのキャパだな

私の趣味をつらつらとまとめる用です。

漫才「性格」

「良くある質問で、無人島に何か1つ持っていくなら何?ってありますけど、あれって回答によってその人のおおよその性格分かるんですよ」
「へえー」
「例えば無難なナイフとかライターなら、真面目な人、悪く言うと普通の人とか」
「じゃあ例えばセガサターン!とか、ワンダースワン!とかだったら、楽しい人みたいな」
「だいたいそんな感じですね。まあ、ハードの種類が気になりますけども」
「例えだから」
「いいんですけども、折角なんで皆さんにあなたの性格知ってもらいましょうよ」
「是非」
「では、あなたが無人島に何か1つだけ持っていくなら何?」
「おかき」
「おかきね。…おかき!?」
「おかき」
「米菓子の!?」
「そうそう」
「えーっと…」
「これはどんな性格?」
「すごい性格!!日本語にある形容詞では表現できないので、暫定的にですが…すごい性格!!」
「ちょっとよく分かんないです」
「そうですよね!もうちょっと詳しく聞かせてほしいんだけど、何でおかきにしたの」
「五十音で、連続しているから」
「すごい性格!!やっぱ形容詞足りねぇ!金田一秀穂先生に創ってもらおうぜ」
「あと、無人島の形っておかきみたいじゃないですか」
「やっぱすごい性格!!だってそれおかき次第だもの!おかき信頼する性格なんて、日本語にないからね!すごいなぁ~」
「で、おかきに色々書き込めば、3日目くらいには完璧な地図ができるんですよ」
「すごい性格!だって、1つだけって言ってるのに、勝手に筆ペン持ってってるんだもん!筆ペンかどうかは、本人に確認必要なんですけども」
「でも、まあ、5日目に食べちゃうから意味ないか」
「すごいね、地図として2日は活用したんだね!そこまで考えてこの質問答えないもんなぁ、すごいなぁ」
「ごめん、やっぱ答えおかきじゃないです」
「変えちゃうの…?」
「変えちゃダメなんですか?」
「おかきでお前が無人島を生き延びる様、想像したいのでおかきでお願いします!」
「濡れおかきに変えさせてください!」
「すごい性格だ!すごいのは変わらないから良しとしよう!もう1つ別の質問していいかい?」
「どうぞどうぞ」
「カレー味のうんこと、うんこ味のカレー、食べるならどっち?これですよ」
「うーん…」
「これ二択なのに勝手に三択目出してくる奴もいるんで意外と性格わかるんですよ」
「おしっこ味の…」
「もうすごい性格出てるよ」
「ザーサイ」
「あぁすごい性格だわ、よかった~。ちなみに、何でおしっこ味のザーサイ選んだの?」
「美味しかったから」
「あらら」