いやそれ歯周ポケットのキャパだな

私の趣味をつらつらとまとめる用です。

漫才「双六」

どうもです。

 

文化祭に向けてネタを量産したらボツになった台本がたくさん発生したよ!!

そのうちの一つを公開するよ。

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タイトル:双六

ツッコミ(以下”ツ”)「どーも、[コンビ名]です。お願いします」
ボケ(以下”ボ”)「早速なんですけど、私オリジナルの面白いゲームを考えてきたので、[ツッコミ]に是非とも遊んでほしいんですよ!」
ツ「オリジナルのゲームですか。それ、ここでできるんですか?」
ボ「この場ですぐできますよ。ゲームの名前はエクセレントシックス!」
ツ「エクセレントシックス、カッコいい名前だね」
ボ「ルールは簡単で、サイコロを振って進んでいき、マスに書かれた指示に従いながらゴールを目指すゲームです!」
ツ「ほお、なるほど、それがエクセレントシックス…(少し考えて)…それ双六じゃね?」
ボ「…双六?」
ツ「サイコロ振って進むゲームでしょ。双六じゃね?」
ボ「いや、エクセレントシックスですよ!私オリジナル!」
ツ「エクセレントシックスって、翻訳したら“凄い六”で、双六じゃね?」
ボ「い~や、双六とは絶対に違う!あんな、サイコロ振って進むだけのクソゲーと比べないでください!」
ツ「ボロクソ言うじゃん。そこまで言うならやってやろうじゃないか」
ボ「いいでしょう!では、エクセレントシックスの世界へようこそ」
ツ「彼、案内人をしているようです」
ボ「サイコロを振ってね!マスに停まると色んなイベントが起きるから、楽しみにしててねぇ~」
ツ「豊富なイベントが魅力っぽいね。よし、いい目出ろ~、4!1,2,3,4、さあ、何のマスだ?」
ボ「…」
ツ「あ~、これは何も書いてないマス、プレーンのマスかな?そういうマスもあるよね、うんうん。次、いい目出ろ~、3!1,2,3、さあ何のマスだ?」
ボ「…」
ツ「あ~、これもプレーンマスかな。2連続ならあり得るよね、うんうん。次!4!」
ボ「…」
ツ「プレーン!次!2!」
ボ「…」
ツ「プレーン!次!2!」
ボ「…」
ツ「プレーン!次!2!」
ボ「…」
ツ「プレーン!次!5!」
ボ「ん…!(顔をあげて、何か起こる雰囲気を出す)」
ツ「お!」
ボ「…(うつむく)」
ツ「22マスオールプレーン!!おい!何だこのゲームは!!全部プレーンマスじゃないか!!」
ボ「出目が悪いだけですよ。次4か5を出すとイベントマスですよ」
ツ「まあ、そういうことにしよう…、次!4!よし!」
ボ「イベント発生!」
ツ「きたきた!」
ボ「イベントマスに停まると、予想だにしないイベントが発生!良いイベントか、悪いイベントか、それを決めるのはあなたの運次第!」
ツ「さあ、何が起きるんだ!?」
ボ「今回のイベントはコレだ!…2マス戻る」
ツ「普通~!!!こんだけ煽っといての、2マス戻る、普通~!!」
ボ「運次第ですから…」
ツ「まあ、そういうことにしよう…次!3!ん?これもしかしてさっき行かなかったもう一つのイベントマスじゃね?」
ボ「イベント発生!」
ツ「やっぱり、きたきた!」
ボ「イベントマスに停まると、予想だにしないイベントが発生!良いイベントか、悪いイベントか、それを決めるのはあなたの運次第!」
ツ「わあ、さっきとおんなじこと言ってる~」
ボ「今回のイベントはこれだ!この先のマス、全部プレーンマスに!!」
ツ「約束されたオールプレーン!!おい!!何だその自分の魅力殺しイベントは!!この先ずっとイベント無しじゃねえか!もうやめた、こんなゲーム。」
ボ「ええ!?あと3マスでゴールだったのに…」
ツ「…たった30マスでゴールかい!!短すぎるだろ!遊び足りないだろ!」
ボ「いや、たった30マスでも、イベントが豊富なので飽きることはないですよ」
ツ「そのイベントも物足りないんだよ!出る量も、質も何もかもが!よくそんなんで本家双六とタイマン張ろうとしたな!」
ボ「[ツッコミ]、エクセレントシックスの魅力はまだあります。」
ツ「諦めろよ。お前のゲーム、イベントという魅力でイベントという魅力を殺してるんだぞ。自分の魅力で殺し合いしてるんだぞ?なんだ、そのセルフデスマッチ。」
ボ「[ツッコミ]、名前に注目してみてください。エクセレントなシックス。つまり、サイコロで6を出したときに、その魅力が発揮されるのです。」
ツ「あ、確かにさっきは6が出なかったな、仕方ない6を出してやるか。ニューゲーム!スタートからもう一回だ!」
ボ「さあ、サイコロを振ってね!」
ツ「さあ来い!6!来たぞ!!」
ボ「エクセレント~シックス~!サイコロを振って6を出すと、通常のイベントマスでは出ないスペシャルなイベントが発生するよ!」
ツ「お~…!、ビミョ~…!!まあ、いいや」
ボ「今回のスペシャルイベントはこれだ!24マス進む」
ツ「わーいちょうど即ゴール、だ~か~ら~!!イベントという魅力オールスキップしてるから!また自分の魅力でセルフデスマッチしとる!!」
ボ「いやいや、魅力はまだあります!ゴールした特典が豪華なんですよ」
ツ「またセルフデスマッチだろ?」
ボ「景品こちら!タカラトミー、人生ゲーム」
ツ「わあ、双六よりも面白いやつ!っておい!本家双六をセルフデスマッチに混ぜるな!もういいよ」FIN

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「双六って意外とクソゲーだよなぁ」という観点から着想を得たネタ。

面白いゲームをさせてくれると思いきや、壮大に何も始まらないという。

相方もいいねをくれたんですけど、「自分の魅力で自分の魅力を殺している」というボケの表現方法がわかりづらい可能性があるためお流れに…。セルフデスマッチ以上の表現、募集中。